おうちで学ぶ!家庭学習とピアノと

小学2年生の娘と2歳の息子と共に、親も成長したい!元塾講師の力を発揮して家庭での勉強のポイントもお伝えしていきたいと思います。

娘と家庭学習④声に出して音読することの大切さ

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音読は全教科にいきる!

 前回、本の読むことについて書きました。

まだまだつたないブログの中でも、一番読んでいただいているようです。

ということで、本を読むことの第2弾、「音読」をピックアップしてみます。

小学校の宿題で毎日毎日だされる親泣かせな宿題です。

 

初めて絵本を読み始めた時、こどもは声を出して読みます。

親や保育園・幼稚園の先生が本を読んでくれる場合も、声を出して読みますので、

「本を読む=音読」となっているのです。

それがいつしか、黙読することを覚えます。

読めない部分が多少あったとしても、本を楽しめる力がついてきているからだろうと推察しています。

黙読を覚えることで、本を読むスピードはあがり、手にする本の種類も一気に広がります。

また、黙読は親や自分以外の人に読んでいるものを知られることなく、楽しめ、自分の世界で楽しむことができるようになるのです。

これは、ある意味で自立の一つです。

親とはちがう、新しい自分の世界を見つけていく、本を読むことにはそんな良さもあるのですね。

 

ということで、黙読も素敵なのですが、ここでは音読についてです。

音読ができるためには次の力が必要です。

 

漢字が読める

これは言わずもがな。読めないと進めません。

文節での区切りがわかる

言葉の意味にも通じますが、意味をとらえるためにも必要な力です。

「私は昨日大阪に行き事故にあって入院した父親の友人に偶然出会った」

のような文章のように、区切り方によっては意味の変わるような読み方をしていないか。

言葉の意味を理解できる

新しく耳にする言葉や、少しづつ難しくなる言葉の意味を正しく理解できていなければ、文章の読みもおかしくなります。

 

この3つは、音読ができることだけでなく、すべての教科について必要となってくる、基礎学力となります。

ですので、この音読ができなければ、国語に関わらず、他の学習すべてにつまずきが出てしまうことになるのです。

 

この、基礎学力の一つ、「読む」ことがきちんとできているのかがはっきりわかるのが音読です。

 

小学校低学年の時はもちろん最重要な力ではないでしょうか。

また、学年が上がってきても、学校の勉強でつまずきがでてきたら、ぜひ、各教科の教科書を音読させてみましょう。

意外と読めていない、つまりは理解できていないことがはっきりわかるのではないでしょうか。

年齢を重ねるほど、音読に恥ずかしさを感じるものです。

しかし、その恥ずかしさ、読めないことからきているか可能性も十分あります。

何ができていないのか、漢字が読めないのか、意味が分からないのか・・・

音読が、一緒につまずきの原因を見つけていくきっかけになればいいなと思います。