娘とピアノ③アクティブラーニング
アレンジするということ
ヤマハのJ専に行ったのは、幼児科の時そこそこスムーズにレッスンをこなし、楽譜が読めるようになっていたからです。
その程度で進級したので、最初に衝撃を受けたのが、グループのアレンジについてです。
要は簡単ながら作曲しましょう!ということ。
これがなかなか大変で。。。
たまたまレッスンに行った主人に言われて気づきました。
これはまさにアクティブラーニング!
教わったことを生かして、自分の中で理解し、そして表現する。
この自ら表現するというのがとても大切で、重要視されています。
もともと前に出て弾いたり歌ったりすることはできましたが、自分で作ったものを、となるとまた話は違います。
正解はないし、どんな曲ができても素晴らしいことです。
が、小さなグループといえ、人前で発表するのです。
そこに至るまでの壁は大きいものです。
アレンジができるまでに必要な力
レッスンの中で出てきた課題として、アレンジ曲を一曲作るためには、次のような力が必要になります。
聴く力
伴奏づけにせよ、メロディー作りにせよ、出てきた音の響きがイイ感じなのか、おかしな響きなのか、好きなのか、嫌いなのか、聴き分ける力が絶対に必要です。
この力は感性に近い部分もあります。
後に出てくる2つの力に比べて、努力で身につける、というより、生まれた時から聴いてきた、触れてきた音や音楽に大きな影響を受けていると考えられるからです。
もちろん、テクニックとして、このメロディの音にはこのコードが合う、など学ぶこともできます。
しかし、一つのメロディに合う和音は決して一つではありません。
その時、どれが良いか決めるのはアレンジする子どもです。
娘も一緒に和音付けをしていても、すでに私とは違うものを選ぶことは多々あります。
決しておかしな響きではなく、それもなかなか面白いな!と思える音を持ってきます。
大人の凝り固まった型にはまったものよりも、新鮮で豊かな広がりを感じるアレンジに、感心しています。
この力こそ小さな時から磨くことができます。
ぜひ、いろんな音に、音楽に出会わせてやりたいと思います。
書く力
アレンジしてあれこれ弾いたものを、最終的に形に残す必要があります。
つまり、楽譜をかくということです。
これは、かなり難しい作業です。
楽譜をある程度読める子も、書くとなると格段に難しい作業になります。
まだまだ鉛筆で書くということでさえおぼつかないところもある中で、狭い5線譜に音符を並べていくのは至難の技なのです。
さらに、調性、音程、リズム、強弱まで全てを理解して書き切るには時間も根気も必要です。
初めは音程だけ書く、その後リズムを考える、と順番に乗り越えていくしかありません!
今でも、このリズムだとどうしたらいいの?と謎のリズムで書かれた譜面を見せてくれます。
自分で書いた譜面の通りだと思った通りになっていないことは、わかるようです。
違いに気付いていればいつか書けるようになるはず!
追々娘の書いた譜面もこのブログで残していきたいと思います。
弾く力
これは言うまでもありません。
作った曲は、今のことは自分で弾いて表現します。
誰かが演奏してくれるのではありません。
どんなに思い描いても、弾けなければ発表できないのです。
これは、ピアノを習っていたら一番わかりやすく練習しますので、日々の練習で力をつけていきます。
そして、弾く力が伸びるほど、アレンジの幅も表現の、幅も広がっていくのです!
現在ももとのメロディがあるものを、伴奏、調性、リズム、何を変えてもいいのでアレンジする宿題がでています。
こんな感じ〜と、イメージしてざっくり、弾くことはできました。あとは、難関の譜面起こし。
来週までにできるかな!?